第14回:Music in Adachi

脳も沸騰して汗になって流れ出そうな猛暑が続いた今年の夏でしたが、9月に入ると幾分気温も下がり、外出に心惹かれる季節が到来しました。

私も「芸術の秋」を楽しもうと、週末になると区内各地で開催された各種のコンサートに出掛けておりました。「そんなに頻繁にでかけたのなら、さぞかしお金が掛っただろうって?」。それが無料だったのです。

私たちが住む足立区では、毎年8月の終わりから9月末にかけて、区内各所で足立区ゆかりの音楽家・団体がジャンルを問わない多様な音楽を提供してくれ「足立音楽祭」が開催されます。この音楽祭の特徴はジャンルを問わないことで、例年クラシック、ミュージック、J-POP、ジャズ、相撲甚句、ハワイアン、ゴスペル、ハンドベルなどなど、「ラーメン全部のせニンニクマシマシ!」のような盛りだくさんのコンサートが楽しめるのです。各地で音楽イベントが目白押しですが、こんな多彩な音楽祭が楽しめるのは足立区民の特権かもしれません。

音楽は大好きなのに、自分ではピアノもギターも弾けない私ですが、小学生の頃は「中学に進学したら吹奏楽部に入りたい」と強く願っていました。入部した暁には、演奏している人の姿がカッコイイと感じていた、トランペットかアルトサックスを演奏したかったです。

どちらも主旋律を演奏できるので、目立てそうなところも魅力的に映りました。「唇から血が出るほど練習して、ソロでも何でもこなし切ってみせよう!」と。何なんでしょうかね、この「女の子にモテたくてバンドを始めたバカ男」のような変な気合の入り方は。

ところが私が入学した中学や高校には吹奏楽部がありませんでした。仕方ないのでそれぞれ、陸上部、美術部に入部し、それなりに楽しく活動できたのですが、多感な時期に楽器演奏から遠ざかってしまったのが少し心残りです。

足立区の「濃ゆい」音楽祭月間が終了した後も、音楽に触れる機会がありました。代表的なものは、10月13日と14日の両日に荒川河川敷で開催される足立区民まつり「A-Festa」のステージ。焼きそばを食べていた私の耳に「○○保育園、和太鼓演奏」のアナウンスが届き、思わず麺を噴きそうになりました。

「保育園児に和太鼓? 幼児虐待かよ?」とつい目はステージに。そこには鉢巻姿も凛々しく、堂々と演奏する子どもたちの姿が。「いいじゃない! 子供太鼓」。リズム感や音感を養うのはもちろん、意外と全身を使うから体力作りにもなりそうだし、仲間たちと調子を合わせて演奏する為にコミュニケーションスキルも磨かれそう。音楽に留まらない幅広い教育的効果が期待できそう、と思わず教育評論家のようなことを考えてしまいました。 10月13日には西新井ギャラクシティで「第44回足立区合唱祭」、11月16日には竹の塚地域学習センターで「足立シティオーケストラ室内楽演奏祭2024」が開催され、いずれも大盛況でした。

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